映画「FINAL FANTASY」を見ました。
アメリカでの評判がよろしくなくて、売上もかなりよろしくなくて、大赤字でスタッフが解雇されちゃったりと、ある意味問題作なのですが、日本ではそれなりにお客さんが入ったようですね。
というようなこともあり、全く期待せずに見てみました。
まず、いちばん目立っていたのはCG技術の素晴らしさ。すごいです。CGなのに人間くささ、おやぢ臭さまで表現されています。そして、主人公アキの数万本の髪がなめらかに風になびく・・・意識しないとCGであることを忘れ、実写のような感覚です。う~ん、素晴らしい。CG技術はここまで来たか・・・。
また、サウンドのクオリティも素晴らしいものがありました。はっきりとした指向性*1を感じられる5.1chサラウンドです。少々過剰な低音でサブウーファーがなりまくってましたが、映像にはマッチしていたのでよしとしましょう。
ゲームのFFがこのクオリティで楽しめたら最高ですねぇ。Xboxが5.1chサウンドに対応しましたし、数年後に映像のクオリティが追いつけば、映画のクオリティでゲームが楽しめる時代が来るのでしょうね。
そんな素晴らしいクオリティの作品がなぜ低迷してしまったのか・・・。
全てはストーリーです。なんか、盛り上がりに欠けるし、意外性もなく、設定もありがちで、別に感動もない。演出面でもフルCG*2
だからできるカメラワークや印象的な場面も少なく、たくさんの予算をつぎ込んでフルCGで表現したことの必要性がわかりません。
映画を見終わった後に技術力の素晴らしさと映画としての内容の不満さに挟まれてうむぅ~~ってな感想になってしまうわけです。
もしこれがゲームだったら、すごく面白かったかもしれません。アクションRPGにしたら楽しめただろうなぁ。。。
いちばんありふれたコメントになりそうなのですが、やはりFFはゲームなんですよね。これからは本業一筋でがんばって欲しいところです。どうしても映画を作りたいならCGならではの作品にして欲しいところ。
#資金的に無理でしょうけど・・・
*1:指向性:例えば右後方から左後方を通って前中央に抜けるなどの感覚。
*2:フルCG:実写にCG映像を重ねるのではなく、映画の中の世界そのものをCGで作ってしまいます。全てが仮想空間なので実写の世界では物理的に不可能なカメラアングルなども可能になります。
